ジョハリの窓とHIDDEN VALUEの関係
ジョハリの窓は、自己理解の説明でよく引き合いに出される古典的なモデルです。HIDDEN VALUEが扱っている領域は、このモデルの「盲点の窓」に近い位置づけにあります。ここでは一般に知られたモデルの説明と、当社の実装が事実として言える範囲だけを分けて書きます。
心理学者のJoseph LuftとHarry Inghamが1955年に発表した、自己理解を4つの領域(窓)に分けて説明するモデルです。「自分が知っているか」と「他人が知っているか」の組み合わせで、次の4つに分かれます。
HIDDEN VALUEは、内面16問(8軸×2問)への自己申告と、任意で接続した実データ(GitHub・GitLabの活動、ChatWorkやBacklogで実際に任されているタスク、Xの投稿)から出す実測を、同じ軸の上で突き合わせます。申告と実測がずれている軸は、「本人が気づいていない自己認識のズレ」の候補として示されます。これは、ジョハリの窓でいう「盲点の窓」(他人は知っているが自分は気づいていない領域)に近い位置づけです。
この整理は当社独自の位置づけであり、ジョハリの窓の提唱者や、実務での標準的な運用(研修でのグループフィードバック等)を代表するものではありません。
ジョハリの窓を実務で使う場合、盲点の窓を狭める典型的な方法は、他人からの主観的なフィードバック(研修のグループワークでの他者評価など)を受け取ることです。HIDDEN VALUEは、他人の主観評価を集めるのではなく、行動データ(実測)を申告と突き合わせることで、盲点にあたる領域を推定しようとする設計です。ここが方法としての違いです。
ただし、実データを接続していない利用者については、HIDDEN VALUEも自己申告16問だけで完結します。この場合、申告と実測のズレそのものが分からず、盲点の窓に相当する部分は出ません。
HIDDEN VALUEの8軸は当サイトが定義した傾向の指標で、標準化された心理尺度ではありません。軸に優劣はなく、申告と実測のズレは「自己認識のズレの候補」であり、断定ではありません。場面によって使い分けている可能性も、まだ言語化できていない資質の可能性もあります。何が分かり何が分からないかは測れないことのページにまとめています。選抜・評価の判断材料として単独で用いる用途には適しません。