強み診断とHIDDEN VALUEの違い
CliftonStrengths(旧称ストレングスファインダー)のような強み診断は、「自分の強みを言葉にする」という目的で広く使われています。HIDDEN VALUEも強みの言語化を出力しますが、そこに至る道筋が異なります。
どちらも「自分が自然に力を出せる方向を、言葉にして持ち帰れるようにする」ことを目的にしています。職業名や肩書きではなく、動き方の特徴として記述する点も共通です。この目的においては、強み診断のほうが蓄積も解説の層も厚く、社内研修などの運用実績もあります。
強み診断は、質問への回答(自己申告)から資質を並べます。HIDDEN VALUEは、内面16問(8軸×2問)の自己申告に加えて、任意で接続した実データ(GitHub・GitLabの活動、ChatWorkやBacklogで実際に任されているタスク、Xの投稿)から実測値を出し、申告と実測が食い違っている軸を示します。
つまり見せたいものが違います。強み診断が答えるのは「あなたの強みは何か」で、HIDDEN VALUEが答えようとしているのは「あなたが自分について思っていることは、実際に出ているものと合っているか」です。後者では、本人が過小評価している軸(申告より実測が高い)も、過大評価している可能性のある軸(申告より実測が高くない)も、どちらも扱う対象になります。
| 一般的な強み診断 | HIDDEN VALUE | |
|---|---|---|
| 入力 | 自己申告(質問紙) | 自己申告16問+任意の実データ接続 |
| 出力の形 | 資質の順位づけ(上位資質など) | 8軸のスコア、申告と実測のズレ、強みの言語化、型 |
| 扱う対象 | 強み(伸ばす方向) | 強み+自己認識のズレ(気づいていない領域) |
| 費用 | 有償の製品が中心 | 無料。登録不要のコースあり |
| 裏づけ | 提供元による調査・研究の蓄積がある | 当サイトが定義した軸。標準化された心理尺度ではない |
排他的な関係ではありません。強み診断で自分の資質の語彙を持っている人がHIDDEN VALUEを受けると、「強みだと言われてきたものが、実際の行動にも出ているか」という角度が足せます。逆にHIDDEN VALUEだけでは、資質の細かい分類や、研修としての運用は提供していません。
HIDDEN VALUEの8軸は標準化された心理尺度ではなく、当サイトが定義した傾向の指標です。軸に優劣はありません。実データを接続しない場合、HIDDEN VALUEも自己申告だけで完結し、ズレは出ません。申告と実測のズレは候補であって断定ではなく、実データが本人の活動全体を代表しているとは限りません。詳細は測れないことのページに書いています。選抜・評価の判断材料として単独で用いる用途には適しません。